日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 1P104
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Euドープ多孔質シリカナノ粒子の創製とバイオ診断
*多賀谷 基博生駒 俊之吉岡 朋彦許 哲峰南 不二雄田中 順三
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抄録
生体組織を可視化するためのバイオイメージング技術は、バイオテクノロジーや医療分野における予防・診断において重要である。今後、ナノメディスンとして超早期診断を実現するためには、生体組織に低侵襲な光機能性材料の創製が必要である。本研究では、可視光励起により発光するナノ粒子の創製を目的とし、ユウロピウム(III) (Eu3+) をドープした多孔質シリカナノ粒子を合成し、その発光特性と細胞可視化特性を検討した。その結果、Eu3+がシリカ骨格へドープされた多孔質シリカナノ粒子を創製でき、可視光領域の励起光により赤色発光を示すことがわかった。さらに、葉酸分子の粒子表面修飾によって、ガン細胞を特異的にイメージングできることを見出した。
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©  日本セラミックス協会 2012
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