日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 1A21
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希土類元素をプローブに用いたチタン酸バリウムの相転移現象のEXAFS解析
*松嶋 雄太春日 慎之介岩瀬 勝彦
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抄録

チタン酸バリウムでは、Ti K吸収端とBa LIII吸収端のエネルギーがそれぞれ4.965 および5.249 keVと近く、XAFS法を用いて直接Ti周囲の局所構造を解析することが難しい。そこで本研究では、Baサイトに置換した(Ba,Ho) Ti O3と、Tiサイトに置換したBa (Ti, Ho) O3を作製し、HoをプローブとしてBaサイトおよびTiサイトにおける局所構造変化を調べた。その結果、Baサイトに置換した場合、温度上昇に伴いHo-O距離が単調に減少する傾向を示すのに対し、TiサイトではHo-O距離が増大することが分かった。

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©  日本セラミックス協会 2012
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