日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 2J04
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オレイン酸コートCdSe/CdZnS量子ドットを分散したガラスカプセル蛍光体の作製
*瀧居 昂士李 春亮村瀬 至生
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抄録
量子ドット(QD)はサイズに依存した高輝度発光を示すことから、発光デバイスや生体物質の蛍光標識として応用が期待されている。我々は、より広い波長範囲で高発光効率を得るためにオレイン酸でコートされたQD(OA-QD)を自作し、このQD表面をシラン化させ、3つのステップを用いてQD分散ガラスカプセルを作製した。ステップ1でOA-QDの濃度のみを変えて、ステップ2終了後に作製した集合体(seed)の発光効率と収率(回収できたQDの割合)を調べた。その結果、作製過程におけるQDの濃度の最適条件を見出した。この最適条件はOA-QDの結合エネルギーに関係している可能性がある。
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©  日本セラミックス協会 2012
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