平板モールドプレスにおけるガラスの成型条件と冷却過程の離型力の変化(離型挙動)について明らかにすることを目的とした。ガラスにホウ酸塩ガラスとリン酸塩ガラス、平板モールドにグラッシーカーボンモールドとSiO2モールドを用いた。ガラスを軟化温度以上まで昇温し、平板モールドを用いて200Nの圧力で5分間成形した。成型終了後、圧力を0Nに戻して冷却を行い、ガラスが上型モールドから離型するまで下軸にかかる力(離型力)をロードセルで測定した。結果、ガラスの離型挙動(離型波形)は、冷却速度が速くガラスとモールドの熱膨張係数差が大きいほど瞬間的に離型しやすく、冷却速度が速く、熱膨張係数差小さいと徐々に離型することがわかった。