日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 2K25
会議情報
ビスマスホウ酸塩ガラスの透過特性に及ぼす溶融条件の影響
福味 幸平*北野 誉幸北村 直之幸塚 広光内山 弘章
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

低屈伏点・高屈折率のガラスとしてビスマスホウ酸塩ガラスが知られているが、溶融条件によっては黒褐色に着色することが知られている。 そこで、ビスマスホウ酸塩ガラスの透過スペクトルに及ぼす溶融温度や溶融時間,溶融雰囲気,冷却条件などの溶融条件の影響について調査した。 その結果、溶融温度が上昇するにつれて、吸収端付近での吸光係数が増加した。三酸化アンチモンを添加すると、溶融時間の短いときに限りガラスの暗黒化を抑えることができることがわかった。さらに、吸光係数は冷却速度に依存することを見出した。

著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2012
前の記事 次の記事
feedback
Top