抄録
多くの酸化物系において、液相線以上の温度で相分離する安定不混和現象が広く認められる。我々はこの安定不混和により生じる分相に着目し、組織をメゾスコピック~マイクロメートルスケールで制御し、分相組織に基づく機能性微粒子の形成やその配列などを進めると共に、分相組織と結晶化を組み合わせ結晶-ガラスの複合化を自発的に行わせることで、新規材料の創製と機能の発現を行ってきている。この手法による機能材料の創製への展開について、これまでの研究で作製した光触媒特性、蛍光特性、磁性・磁気半導性を示すガラスおよびガラスセラミックス材料を中心に報告する。