日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 3B19
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2段階超音波噴霧熱分解法によるLSMO-HApハイブリッド微粒子の合成とハイパーサーミア特性
犬飼 亮弘坂元 尚紀青野 宏通櫻井 修篠崎 和夫鈴木 久男*脇谷 尚樹
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抄録
本研究の目的はLSMO微粒子の表面をHApで被覆したハイブリッド微粒子の合成、ハイパーサーミア特性の測定にある。 LSMO微粒子は超音波噴霧熱分解法により1,000℃で合成した。この試料をボールミルで解砕後、CTAB界面活性剤を加えたH3PO4、Ca(NO3)2水溶液中に分散させて再度、500℃にて超音波噴霧熱分解させることによりLSMO-HApハイブリッド微粒子を合成した。 合成した微粒子のSEM写真から微粒子は真球状であり粒径は約500~1000nm程度であった。XRDパターンからLSMOとHApの複合物質となっており、LSMOとHApの存在比(mol比)は51:49であることが分かった。微粒子は約2.8 emu/gの飽和磁化を有しており、磁気輸送が可能であると期待される。
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©  日本セラミックス協会 2012
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