日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 3D07
会議情報
電気泳動堆積法を用いた固体酸化物燃料電池の電極形成
*橋本 実和松永 知佳打越 哲郎鈴木 達目 義雄松田 元秀
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
本研究では、電気泳動堆積(Electrophoretic deposition : EPD)法を用いて、固体酸化物燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell : SOFC)の電極層の作製を検討した。電解質表面には、導電性を付与させる目的で、導電性ポリマーであるPolypyrrole(Ppy)による表面コーティングを採用した。基板表面に所定の処理を施すことで、均一なPpy膜が得られていた。このことから、Ppyコーティングは被服対象である電解質基板の表面状態に依存することがわかった。さらに、GDC基板表面に均一なPpy膜が形成された試料を用いて、EPDによるLa2NiO4(LNO)層の作製を行った。その後、熱処理によって、Ppyを除去するとともに、GDC基板上にLNO層の焼付けを行うことで、LNO電極層を作製した。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2012
前の記事 次の記事
feedback
Top