日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 3I11S
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計算科学手法によるCaZrO3砥粒の化学機械研磨特性の解明
*尾澤 伸樹中村 美穂河口 健太郎石川 宗幸樋口 祐次久保 百司
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抄録
本研究では、代替砥粒の候補の一つであるCaZrO3砥粒によるガラス表面の研磨特性を解明するため、第一原理計算を用いてCaZrO3表面構造及び電子状態を解析し、CaZrO3砥粒の研磨特性を検討した。その結果、CaZrO3(001)表面においてZr原子が表面上に突出し、低価数状態になるということを明らかにした。またこれまで我々が解明した、表面上に露出した低価数状態の金属原子がガラス表面のSi-O結合を弱めるという化学機械研磨メカニズムに基づくと、CaZrO3(001)表面において突出したZr原子がガラス研磨における活性種になることを明らかにした。
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©  日本セラミックス協会 2012
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