東京医科歯科大学生体材料工学研究所
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
本研究では、生体骨の有機物成分と無機物成分の分極能・蓄積電荷能に着目した。ウシ大腿骨皮質骨部分から薄切切片を切り出し、焼成処理または脱灰処理を行った。各骨薄片試料の分極処理、熱刺激脱分極電流測定を行った。未処理の骨薄片は低温域と高温域に脱分極ピークを示した。一方、脱灰骨薄片は低温域のみ、焼成骨薄片は高温域のみに脱分極電流が計測されたことから、低温域の脱分極電流は有機物(主にコラーゲン)に起因し、高温域の脱分極電流は無機物(アパタイト)に起因すると考えられる。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら