日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 1A35
会議情報
Ba1-xCaxTi2O5強誘電体の構造と物性
*増野 敦信溝口 照康井上 博之渡辺 康裕森吉 千佳子黒岩 芳弘岡島 敏浩
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
BaTi2O5はBaTiO3よりも高い強誘電転移温度と大きな誘電率を持つ強誘電体であることから,将来の実用材料として注目されている.誘電特性を制御するために,Baサイトを他元素で置換することが試みられているが,置換量が少ないことが課題となっている.最近我々は無容器浮遊法によってBa1-xCaxTi2O5ガラスの合成に成功し,そのガラスからの結晶化により強誘電体のBa1-xCaxTi2O5が得られることを見出した.ガラスから結晶化させたことにより,従来の固相反応と比べて置換量の大幅な増大が見られた.本研究では強誘電体Ba1-xCaxTi2O5の結晶構造と誘電特性との相関を,放射光XRDとXANESによって調べた.
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2012
前の記事 次の記事
feedback
Top