日本PDA学術誌 GMPとバリデーション
Online ISSN : 1881-1728
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一般論文
微粒子可視化技術を用いた封じ込めアイソレータのリークリスクマネジメントの検討
須藤 浩孝伴 和敏西脇 健二河本 裕司森 淳英迫 和博岡本 隆太稲毛 亮太川北 裕司松岡 智生今井 匡弘北野 修二
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2012 年 14 巻 1 号 p. 1-10

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抄録
  無菌製剤製造に用いる陽圧型アイソレータにて,高生理活性物質を扱う場合,堅牢な封じ込めを行うハード面と同時に漏れを確実に捉えるソフト面(運用)が重要である。そこで,微粒子可視化装置を用い,陽圧型アイソレータ内でラクトースを噴霧した際にどのような飛散挙動を示すのか,また,実際に粉体をリークさせた際に周囲にどのように飛散して行くのかを確認した。これによりアイソレータの何処から漏れるリスクが高いのか評価することが出来,且つ実際の製造作業において,どの位置にどの程度サンプラーを設置しリークの有無を管理するが良いかをシステマチックなリスクマネージメントが可能となった。
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© 2012 日本PDA製薬学会
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