日本PDA学術誌 GMPとバリデーション
Online ISSN : 1881-1728
Print ISSN : 1344-4891
ISSN-L : 1344-4891
解説
PAT の視点からの乾燥工程の管理と理解
Harold Stahl
著者情報
キーワード: 工程分析技術
ジャーナル フリー

2006 年 8 巻 2 号 p. 118-125

詳細
抄録
  錠剤を製造するのと車の運転のどちらが容易か?
  混合機器に混合成分を 65~70%満たし,26~29 分間回転すると,30~35 度の角度で 28~32 RPM の回転数で,均質な混合を所与の混合に対して達成することになる。
  車の運転で,運転者が目隠しをし,アクセルを 65~70%ほど踏み込んで,26~29 秒間ふかし,30~35 度の角度に車輪を 6~7 秒間かけて回転させて,無事に帰宅できるだろうか?
  答えは明らかで,製剤の方が容易ではあるが,錠剤の製造には,別の観点からの課題がある。
  それは,均一性と薬効成分の安定的な維持をしつつ錠剤化する必要があるからである。
著者関連情報
© 2006 日本PDA製薬学会
前の記事 次の記事
feedback
Top