Progress of Digestive Endoscopy
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臨床研究
ESD施行早期胃癌における未分化型癌混在病変の検討
岩本 淳一下河辺 宏一伊藤 真典溝上 裕士
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2008 年 73 巻 2 号 p. 54-57

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抄録
 今回我々は未分化型癌混在病変の臨床像を明らかにするため,当院でESD施行した早期胃癌101例を対象とし,術後診断で未分化型癌混在病変の検討を行った.術後診断で純分化型癌,未分化型癌混在病変の臨床像について比較検討では,深達度に関しては粘膜内(M)がそれぞれ90例(94.7%),2例(33%),粘膜下層浸潤(SM)がそれぞれ5例(5.3%),4例(66%)と有意に純分化型ではM癌が多く,未分化型癌混在病変ではSM癌が多かった(p<0.05).また腫瘍長径が21mm以上の大きさの病変が純分化型では23例(24.2%)に対し,未分化型癌混在病変では5例(83%)と有意に未分化型癌混在病変で病変が大きい傾向を示した(p<0.05)術前診断tub2症例の検討では,深達度に関しては粘膜内(M)がそれぞれ90例(94.7%),2例(33%),粘膜下層浸潤(SM)がそれぞれ5例(5.3%),4例(66%)と有意に純分化型ではM癌が多く,未分化型癌混在病変ではSM癌が多かった(p<0.05).また腫瘍長径が21mm以上の大きさの病変が純分化型では4例(33%)に対し,未分化型癌混在病変では5例(83%)と有意に未分化型癌混在病変で病変が大きい傾向を示した(p<0.05).これまでの報告も含め,未分化型癌混在病変は悪性度が高く今後ESDに関する未分化型癌混在病変の取り扱いに関しての更なる検討を要する.
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© 2008 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
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