埼玉医科大学国際医療センター/消化器外科
2009 年 74 巻 2 号 p. 44-45
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同時性に5病変を伴ったEBV関連多発早期胃癌の1切除例を経験した。1病変にEUSで病変直下に嚢胞様,多房性の低エコー領域を認め,同部位の切除標本病理結果で,EBVに特徴的なlymphoid stroma様所見があり深達度SM2であった。その他の4病変はM病変であった。EBER ISH法にて陽性でありEBV関連胃癌と診断した。EBVと胃癌の因果関係は不明な点が多いが,今後EBVの癌化への関与を明確化し治療につなげていくことが望まれる。
消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy
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