日本歯周病学会会誌
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歯周炎の疾病活動度の診断歯周炎の疾病活動度の診断
細菌学的および生化学的検査法を用いての検討
北村 正博
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1990 年 32 巻 2 号 p. 331-354

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抄録
歯周炎の疾病活動度の診断方法を探求する目的で, 未治療およびメインテナンス中の歯周炎患者のアタッチメントレベルを経時的に測定して歯周炎の活動部位と休止部位を選別し, 各々の歯肉縁下プラーク細菌および歯肉溝浸出液 (GCF) の各種検査結果を比較した。未治療の歯周病変において各種検査は単独では活動部位と休止部位を十分に判別できなかったが, GCF中のプロスタグランディンE2濃度, インターロイキン1α およびβ濃度, コラゲナーゼ活性およびリポ多糖濃度の検査結果を組み合わせた線形判別分析により, 62%の感度と100%の特異度で両部位が判別された。また, メインテナンス中の歯周病変では各種検査の中で総菌数が82%の感度と82%の特異度で両部位を最もよく判別した。さらに, 得られた両部位の判別方法を歯周炎の診断に応用した結果, 初期治療がより有効な病変とそうでない病変を治療開始前においてある程度の確率で判別できる可能性が示唆された。
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