日本歯周病学会会誌
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歯周初期治療による歯肉溝滲出液グリコサミノグリカンの変動
永橋 理宏
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1990 年 32 巻 2 号 p. 422-433

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抄録
成人型歯周炎と診断された患者 (11名) の両側上顎最後方臼歯近心面から前方歯の全てより歯肉溝滲出液GCF) を採取し, グリコサミノグリカン (GAG) の質的, 量的変化をセルロースアセテート膜2次元電気泳動法 を (用いて検討した。
初診時では, 電気泳動度の異なる2種のヒアルロン酸 (HA) 〔slower migrating HAをHA 1, faster migrating HAをHA2とする〕とデルマタン硫酸 (DS) を確認した。
歯周初期治療終了後には, DSの消失とHA1の顕著な減少がみられた。
以上より, 成人型歯周炎患者のGCF-GAGは歯周初期治療後に質, 量ともに変化し, 病態との関連性が示唆された
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