日本歯周病学会会誌
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Fibrotomyを行った数例について
坂本 浩鈴木 和夫太田 紀雄芦沢 雄二出口 敏雄
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1990 年 32 巻 3 号 p. 929-933

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抄録
Fibrotomyについて歯周治療学的な立場から数症例を経験した。線維の切断の対象を歯根膜線維と歯肉線維に分けて切開の方向のちがいから4通りの術式を試みた。それらについて術直後, パック除去後 (1週間後), 1ヵ月後, 6ヵ月後, 1年後における臨床所見のちがいを比較してみた。その結果, 術後の疼痛, 挺出感もほとんどなく, 歯肉の退縮も認められなかった歯肉線維のみを切断する方法が最も有効ではないかと考える
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