日本歯周病学会会誌
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歯間ブラシに関する研究
第1報毛の長さの異なる歯間ブラシのプラーク除去効果について
瀬戸口 尚志内田 博文松永 信中馬 雅彦浜田 義三末田 武
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1991 年 33 巻 2 号 p. 458-468

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抄録
歯間ブラシの仕様の違いがプラーク除去効果に及ぼす影響を調べるために, 毛の長さ (毛丈) の異なる3種の歯間ブラシ (3mm, 5mm, 7mm) を試作し検討を行った。成人性歯周炎と診断された初診の患者13名を被験者とし上記の歯間ブラシを3週間使用させ, 臨床状態の変化 (Probig Depth, Attachment Level, Gingival Index, Bleeding on Probing), およびプラーク付着量, プラーク付着率の変化を調べた。
その結果, いずれの毛丈の歯間ブラシを使用した場合も臨床状態の改善がみられ, プラークの付着状態も経時的に改善を示した。歯間空隙が狭い部位では指導後1週間後, 2週間後では, 毛丈の短いブラシ (毛丈: 3mm) のプラーク除去効果が高かったが, 3週間後では, 歯間空隙の大きさにかかわらずいずれの毛丈の歯間ブラシでも高いプラーク除去効果が見られた。また, 歯間空隙の大きな部位でも毛丈の短いブラシで十分に清掃可能であった。
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