日本歯周病学会会誌
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歯周炎とInterleukin-6遺伝子発現に関する研究
菅野 直之
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1992 年 34 巻 2 号 p. 277-285

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抄録
歯周炎の発症への関与が示唆されているInterleukin-6 (IL-6) 遺伝子の歯周組織における検出と神経ペプチドの一つであるSubstanceP (SP) による末梢血単核球のIL-6発現の誘導についてPCR法を用いて検討した。PCR法は感受性と特異性に優れ, 微量な臨床サンプルからのサイトカインの検出に有効な方法であり, この方法を用い, 歯周炎歯肉15例中10例にIL-6の発現を認めた。しかし, その発現の程度と臨床症状には有意な相関は見られなかった。SPは末梢血単核球のIL-6の発現をSPの濃度が10-8M, 添加後6時間で最も強く誘導することが示された。その発現はantagonistを加えることにより抑制された。このことから歯周組織のIL-6遺伝子の発現にSPが関与していることが考えられ, 歯周組織にはSPの遊離を介した防御メカニズムが構成されていることが推察された。
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