日本歯周病学会会誌
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ヒト歯根膜由来線維芽細胞の熱ショック蛋白質遺伝子発現に関する研究
辻村 紀代子, 森下 真行, 河原 和子, 福永 真佐美, 鶴田 圭伊子, 岩本 義史
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1995 年 37 巻 2 号 p. 287-293

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抄録
熱ショック蛋白質 (hsp) と歯周炎との関わりを探る第一歩として, ヒト歯根膜由来線維芽細胞PDL) におけるhsp遺伝子発現をRT-PCR法を用いて検討した。 (
Hsp70, hsp60遺伝子ともに無刺激下でもPDLにおける発現が確認された。また, hsp70は, 42℃, 1時間のheatshock処理およびActinoobacillus actinomycetemcomitans, E. coliの破砕液の24時間刺激により, その発現の増強が認められたが, Streptococcus sanguis, Lactobacillus caseiの破砕液刺激では変化は認められなかった。また, hsp60については上記の刺激によっても発現の増強は認められなかった。今回の結果から, 細菌破砕液がhsp70発現を誘導し得るストレスとなり, また歯周病原性細菌による感染の際に歯周組織のhsp70の発現量が増大する可能性が推察された。本論文の要旨は, 第37回秋季日本歯周病学会 (1994年10月6日) において発表した。
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