自分を受け入れてくれる他者(受容的他者)の視点取得を伴う筆記開示が自己受容や精神的健康に与える影響について検討するために実験を行った。参加者は筆記開示を1回のみ行い,受容的他者の視点に立って出来事や自分自身を評価した。その結果,介入直後の出来事に関する認知が有意に改善し,1週間後の自己受容および精神的健康の有意な改善が見られた。ネガティブな出来事に関する1回のみの筆記開示を行う群では介入効果は得られなかった。ネガティブな出来事を振り返ったうえで受容的他者の視点を取得することが自己受容や精神的健康の改善を促進する可能性が示唆された。