大阪市立科学館:中之島科学研究所
2014 年 62 巻 3 号 p. 155-162
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電流の定義を配列間隔が無限小の点電荷列とし,端点に電荷が溜まる半直線定常電流による電磁場を,各点電荷による電磁場を重ね合わせることで求める。加速電荷による放射を近似ではなく厳密に扱う。端点近傍を除いた半直線部分が変位電流と磁場に寄与し,端点で電荷の速度と加速度がともに連続的な場合に変位電流と磁場の回転はともに球対称となる。一方,端点近傍部分による磁場と変位電流はともに0である。半直線電流はディラックの磁気単極子と数学的に同等であることが分かる。
日本物理教育学会誌
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