2018 年 66 巻 4 号 p. 279-280
日本物理教育学会では物理の教育方法が各種,研究,検討,実践され,また,そのために,物理教育研究メイルも稼働していて,会員間の連絡がうまく機能しているようである。反面,物理学の基礎に関する知見を得,思考するための場所としての学会の役割は二次的なものとなっているように思われて仕方がない。査読のついた学会誌「物理教育」の発刊者としての学会の使命を高めるため,年一度ではあるが,物理教育研究集会のさいに,この催しの一部門として,物理の基本的な考え方に関して,研鑽と熟察できる機会を創設,整備されるよう要望したい。