物理教育学会年会物理教育研究大会予稿集
Online ISSN : 2433-0655
ISSN-L : 2433-0655
22(2005)
セッションID: 7IIIa3
会議情報

7IIIa3 学生による小学生向け理科実験授業プログラムの開発とその演示による教育効果の検討(「科学と社会」セッション,大会テーマ「科学と社会のコミュニケーション」)
長谷川 誠石田 宏司
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

平成16年度文部科学省「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」に採択されたプロジェクトとして、学生グループの主体的活動による小学生向け理科実験教材・授業プログラム開発プロジェクトを進めている。平成16年度中に2テーマのプログラム及び実験教材を考案し、小学5年生の総合的学習の時間で演示した。両テーマとも、身近な素材を利用することで小学生の理科への関心の喚起を心がけた。プロジェクトを通じて、参加学生には、課題設定(テーマ選定)から解決(教材製作・完成及び演示)に至る過程で、企画力・実行力・対話力・プレゼン力など様々な能力・スキルを向上させる機会、並びに他人に教える経験を通じた知識の再確認・再構築の機会を提供し、学生の自主性や主体性の育成・向上などの点で効果が認められた。地域教育の観点では、実験教材やそれに基づく電子教材を継続的に提供することで、地域教育の活性化への貢献が可能になった。

著者関連情報
© 2005 日本物理教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top