陸水物理学会報
Online ISSN : 2758-7231
第44回研究発表会(2023新潟大会)
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北海道・然別湖の結氷下における水温と湖水流動の状況について
*大八木 英夫知北 和久澤田 結基金森 晶作
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p. 10-

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抄録
気候変動の影響を最も強く受ける水環境は,水温と凍結現象とされている。然別湖では,冬季に湖上に雪と氷を使った建物が造られ,湖の結氷を観光資源にしている地域でもある。また,とかち鹿追ジオパークの域内であり,然別湖の周辺には,夏でも溶けない氷を含む永久凍土など,寒冷な地に特徴付けられる自然環境が構成要素となっている。ジオパー クのサイト内では,保全すべきものを定点観測対象とすることが重要であり,それが地域資源の保護につながる。特に,凍結現象が観光資源になっている然別湖の水温環境の解明は急務であり,2021 年10月より水温モニタリングを開始した。本発表では,結氷中における水温環境について議論する。
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© 2023 陸水物理学会
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