順天堂医学
Online ISSN : 2188-2134
Print ISSN : 0022-6769
ISSN-L : 0022-6769
原著
ELISA法によるクラス別リウマトイド因子の測定法の検討および膠原病におけるクラス別リウマトイド因子出現率の検討
田嶋 美智子小林 茂人田中 光彦橋本 博史廣瀬 俊一小出 輝
著者情報
ジャーナル フリー

1993 年 39 巻 1 号 p. 55-64

詳細
抄録
ELISAによるクラス特異的リウマトイド因子 (RF) の測定法の検討を行った. われわれの実験系は血清中の免疫グロブリンの影響を受けず, IgM RF値は従来の凝集法や比濁法と相関した (p<0.001). 慢性関節リウマチ (RA) でのクラス別RF陽性率はIgM RF65%・IgA RF57%・IgG RF 43%であった. 各種膠原病患者血清中のクラス別RF陽性率を比較するとRA・MCTDでIgM RF・IgA RFが高頻度に検出された. SLE・ベーチェット病でのRF陽性率は低かった. 全般にRF陽性者ではIgM RFとともにIgA RFが検出される傾向がみられた. またRA・SLE・SjSではすべてのRF間に相関性が認められたが, MCTDおよび肝疾患ではある特定のRF値間での相関性しか認められず, 疾患によってクラス別RFの産生状態が異なる可能性が示唆された.
著者関連情報
© 1993 順天堂医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top