順天堂医学
Online ISSN : 2188-2134
Print ISSN : 0022-6769
特集 診療・研究の最前線(II)
n-3系多価不飽和脂肪酸の各種病態に対する有用性の検討
清水 俊明
著者情報
ジャーナル フリー

2003 年 49 巻 1 号 p. 12-23

詳細
抄録

エイコサペンタエン酸 (EPA) やドコサヘキサエン酸 (DHA) などのn-3系多価不飽和脂肪酸 (n-3系PUFAs) を多量に含有する魚脂が, 最近様々な分野で注目されている. その作用は, 細胞膜の構成成分としての作用やプロスタグランディン (PGs) およびロイコトリエン (LTs) などのエイコサノイドを介しての作用のほか, まだ解明されていないものもある. 小児科領域では, 新生児・乳児の視機能および脳の発達に対する作用, 抗炎症および抗アレルギー作用・脂質低作用などが実際に臨床応用されている. 当教室での臨床および動物実験においても, 炎症性腸疾患やアレルギー性疾患に対するn-3系PUFAs投与の有効性が確認されている.

著者関連情報
© 2003 順天堂医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top