人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第34回 (2020)
セッションID: 4H2-GS-4-03
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フェイクニュースに対する意思決定
AI時代における情報の取り扱い方
*水谷 宏太伊藤 暢藤原 大樹中川 聖加梅村 由花里香川 野乃華田中 瞭
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抄録

人工知能技術の発展に伴い、SNS情報からニュース記事を自動生成する自動文章生成AIが開発され、AIがニュースを自動生成する機会が増加している。しかし、このAIの問題は、誰でも簡単にフェイクニュースを作れることである。今後、この人工知能によって作られたフェイクニュースは、SNSなどのメディアを通じて広く拡散される可能性が高い。私たちは批判的な思考態度がフェイクニュースを拡散させないために有効なのではないかと注目した。本研究では、批判的思考態度と、人々が情報源が曖昧なニュースを広めるかどうかとの関係を調査するためにアンケートを実施した。その結果、批判的な思考態度と、人々があいまいな情報でニュースを広めるかどうかとの間には関係がないことが明らかになった。

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© 2020 一般社団法人 人工知能学会
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