人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第34回 (2020)
セッションID: 4Rin1-46
会議情報

多重思考モデルに基づく認知症ケアの内省を高度化させるマルチモーダル映像学習環境
*小俣 敦士石川 翔吾中野目 あゆみ香山 壮太宗形 初枝原 寿夫桐山 伸也竹林 洋一
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

認知症ケアの達人はケアの場面に対する多様な知識を獲得しており,それらの知識を認知症の人の状態に合わせて柔軟に活用することで,関係性を維持しながら円滑にケアを実施することができる. 筆者らは,認知症ケアの複雑な状況を記述するための多重思考モデルの設計と,実環境での認知症ケア協調学習環境の構築を進めてきた. 本発表では,協調学習環境の枠組みを発展させ,多重思考モデルを用いた心的プロセス,ケアスキルの使用状況,複数の指導者からの指導情報などのマルチモーダル知識を認知症ケア実践映像と同期して閲覧できる映像学習環境の構築について述べる.

著者関連情報
© 2020 一般社団法人 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top