人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第36回 (2022)
セッションID: 1N4-OS-10a-05
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熟考と即応を両立させる知能アーキテクチャの実現に向けて
*栗原 聡杉浦 巧
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抄録

AI研究が開始されてからの知能アーキテクチャ実現に向けたこれまでの取り組みは,いかにして熟考(System2)と即応(System1)を両立させるか,に集約される.熟考型アーキテクチャが先行する中,複雑かつ動的に変化する実世界でも動作する即応型アーキテクチャが登場した過去の展開に対して,現在は機械学習による即応的アーキテクチャが先行する中,熟考型アーキテクチャへの注目が高まる逆の展開となっている.課題は記号とニューラルの接合にあり,本稿では現在,著者にて提案中の活性伝搬型マルチエージェント行動選択器を中心として,今後の展開も含めて考察する.

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© 2022 人工知能学会
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