人工知能学会全国大会論文集
Online ISSN : 2758-7347
第36回 (2022)
セッションID: 3L4-GS-8-03
会議情報

画像のMid-Levelな表現による物体操作の模倣学習手法の検討
*佐藤 誠人海野 良介古田 拓毅松嶋 達也岡田 領PAVEL Savkin佐野 元紀松尾 豊
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

近年,ロボットによって従来人間が行なってきた作業の代行を目指し,模倣学習を用いた研究がされてきた.深層学習による画像処理能力の向上を背景に,直接画像情報を入力としたEnd-to-Endな模倣学習が注目を集めている.しかし,生のカラー画像を入力とした模倣学習はサンプル効率が低く,大量のエキスパートデータを必要とする.また,エキスパートデータを収集した環境と学習した方策を利用する環境との間で背景や環境の明るさが異なる場合,エキスパートデータを用いて学習した方策が適切な動作をとることができなくなるといった問題がある.そこで,本研究では背景や明るさに対して汎化性能の高いMid-Levelな画像表現を用いた模倣学習によって物体操作を行い,高いサンプル効率で学習が可能なことを検証した.

著者関連情報
© 2022 人工知能学会
前の記事 次の記事
feedback
Top