近年の生成AIの発達は目覚ましく、ChatGPT4の生成した文章は人間と区別がつかない。 2023年8月段階では画像生成AIの精度も高く、これまで人間が行ってきた行為の一部を生成AIが置き換えることが可能となっている。 学校現場では子供の学びに与える悪影響も懸念されている半面、想像力を促すツールとしても期待されている。 しかし、生成AIはプロンプトを用いて指示を与える必要があり、成長段階にある児童が使いこなせないことがある。 我々は語彙数の異なる少年期と青年期において、プロンプトに変化があるかを調べる基礎研究を行った。 公募で集まった少年期8人(平均 10.8才、男性2名、女性6名)、青年期8人(平均18.1歳、男性4名、女性4人)に対し、生成したい画像のイメージを作成する。 そのうえで、イメージ通りの画像にたどり着くまでのプロンプト変化を調査した。 その結果、青年期におけるプロンプト数が圧倒的に多い事が分かった。少年期と青年期におけるプロンプト変化及びインタビュー調査の結果を報告する。