2019 年 31 巻 1 号 p. 1-2
蛍光イメージングなど特定分子を可視化するための様々な光学顕微鏡技術が発展した現在でも,電子顕微鏡でしか捉えることができない多様な生命現象がある.日本植物学会 第 82回大会において,日本植物形態学会および特定認定非営利法人綜合画像研究支援との共催のもとで,単細胞藻類から樹木までの多様な生物材料を対象とし,様々な電子顕微鏡技術を駆使して微細構造レベルの解析を行なっている演者の方々が講演し,その解析例を紹介後,それらを踏まえて現状の形態学の課題とそれを解決する方法について議論するシンポジウムを開催した.