超解像イメージング,1 分子光計測,タンパク質結晶構造解析といった,「光」を使って細胞内の構造を解き明かす技術が目覚ましい進展を見せている.これらの解析技術は植物科学研究に大きな変革をもたらしており,植物細胞内において機能を生み出す構造の実態が明らかになり始めている.今回,最先端のナノレベル構造可視化技術を活用する研究者が集い,これら新技術の原理的基盤や技術的な側面,実際の研究例を紹介するとともに,今後の課題について議論する場として,日本植物形態学会との共催のもとで日本植物学会第85 回大会シンポジウム「光によって拓く植物細胞内の真の構造機能」を開催した.