名古屋大学大学院生命農学研究科
2023 年 35 巻 1 号 p. 59-67
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対象物を連続した断面像として撮影し,画像解析ソフト上で積み重ねて立体像を得る三次元再構築法により,植物 形態学は新しい局面に入っている.昨今の3D解析としては大型の高性能装置を利用したものが注目されているが,ミクロトームと汎用の顕微鏡で可能な連続切片-光学顕微鏡法は広く普及し得ると期待される.本稿では,イネ(Oryza sativa L.)の葉組織の細胞間隙と葉肉細胞,そして葉緑体の広域解析に用いた実例を基に,本手法の有用性を紹介したい.
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