自然科学研究機構基礎生物学研究所 総合研究大学院大学生命科学研究科基礎生物学専攻
2006 年 18 巻 1 号 p. 47-53
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要旨:細胞の伸長方向を制御する構造である表層微小管がどのようにして重合開始するかは,植物の形を制御する機構の理解のために重要であると考えられる.我々は,表層微小管形成の主要経路は微小管上で新たな微小管が枝分かれ状に形成される経路であることを見いだした.微小管の分枝形成は,細胞質γチューブリンが表層微小管上に結合し,結合したγチューブリンが新しい微小管を生じさせることにより起こった.分枝型微小管形成は高等植物細胞における表層微小管以外の微小管構造の形成にも働いている可能性がある.
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