実践政策学
Online ISSN : 2189-1125
Print ISSN : 2189-2946
自治体と大学の連携に基づく住民・学生参加による「まち歩きマップ」制作活動の評価
森田 哲夫篠原 良太塚田 伸也
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 2 巻 1 号 p. 73-82

詳細
抄録
仙台市では2015年12月に地下鉄東西線が開業し、沿線地域のまちづくりが活発化している。仙台市と東北工業大学は、2013年5月に「まちづくりにおける連携・協力に関する協定(以下、協定と称す)」を締結するなど、まちづくり活動に関する連携を推進している。本研究では、仙台地下鉄東西線の駅周辺のまち歩きマップの制作活動を事例に、協定に基づく住民・学生参加の効果を評価することを目的とする。本研究におけるマップ制作活動の評価は、関連組織である自治体と大学へ与える効果、参加者である住民・学生からみた効果から把握した。自治体と大学への効果についてはワークショップの経緯を分析することにより、双方で利点を認識していることがわかった。住民・学生からみた評価についてアンケート調査データにより分析し、住民・学生の双方から、住民・学生参加のワークショップ、まち歩きによる取材、デザイン系学生によるマップデザインの効果を確認できた。最後に、自治体と大学の関係者によるミーティングを開催し、本取り組みの評価を検証した。市職員にとってはワークショップによるマップ作成は初めての試みであったことから作業負担が大きくなったこと、自治体と大学の連携授業の意義を学生に伝えていくことに関する検討が課題となった。
著者関連情報
© 2016 実践政策学エディトリアルボード
前の記事 次の記事
feedback
Top