実践政策学
Online ISSN : 2189-1125
Print ISSN : 2189-2946
モビリティ・マネジメント教育の“継続・拡大”に関する研究
札幌市の取組事例より
大井 元揮原 文宏新保 元康高野 伸栄
著者情報
ジャーナル フリー

2018 年 4 巻 1 号 p. 101-110

詳細
抄録
札幌市では平成23年度から、札幌市内の小学校において「札幌らしい交通環境学習」(MM教育)の実践に取り組んでいる。この取り組みでは、北海道社会科教育連盟に所属する札幌市内の教諭を構成員とし、札幌市の交通部局、コンサルタントを事務局とするワーキングチームを作り、その中で、「研究授業の実践」、「副読本の作成」、「教師用指導書の作成」、「交通に関連する授業で使えるデータ」等の整備を行ってきた。札幌市における取組みは8年目を迎えているが、新学習指導要領に適合した授業内容構築(継続性の確保)や今後、多くの小学校で実践いただくための展開(拡大)等を進めていく機運は衰えていない状況にある。本研究では、この札幌市におけるMM教育の取組みを詳述することで、MM教育の『継続』・『拡大』の要因について考察し、その結果「実施体制」や「教諭とのコミュニケーション方法」、「教育委員会が発行する指導書への掲載」、「全国的な会議等への参加」をポイントと捉え、特に、実施体制について、プロジェクトの初期段階から求心力のある校長や教諭の理解・共感を得て事業を展開している点を挙げた。
著者関連情報
© 2018 実践政策学エディトリアルボード
前の記事 次の記事
feedback
Top