抄録
本研究では、石巻市を対象にアンケート調査を実施し、仮設住宅に居住する世帯を対象に震災復興実感度と生活質評価を把握することにより要因及び属性別の評価特性を把握した。分析の結果、被災地の復興実感度の底上げをするためには、社会基盤整備と合わせて、働く場の確保や余暇機会の提供を早い段階から取り組むことが明らかになった。また、海岸域は内陸部の市街地と比較して社会基盤整備の内容が異なるため、復興実感度及び生活質評価が低い。このため地区に応じた社会基盤整備などの対策を行うことが被災地における復興実感を実践的に向上するために有効ではないかと考えた。