抄録
日本はこれまで、国内だけでなくアフリカ、東南アジア、南米などの海外においても霊長類を対象に多彩なフィールド研究を推進してきた。しかし、1990年代以降の世界的な経済不況にともない、日本がフィールドを置く多くの国が政情不安や国情悪化に陥り、フィールド研究の一時停止、あるいは継続断念を余儀なくされた地域も少なくない。また、近年の著しい自然環境の変容は、フィールドにおける対象動物の保護やその生息環境の保全といった活動を必要不可欠なものとしつつある。本集会では、そのような地域においてフィールド研究を行う上での苦労、問題点、矛盾、また成功事例などに関する情報交換を行い、今後のフィールド研究の展望について模索する場としたい。
南米/コロンビア:伊沢紘生
東南アジア/インドネシア:渡辺邦夫
アジア/中国:和田一雄
アフリカ/ガボン:竹ノ下祐二
アフリカ/コンゴ民主共和国:古市剛史