霊長類研究 Supplement
第22回日本霊長類学会大会
セッションID: B-18
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口頭発表
寝床の分布分析からみたテングザルのバンド構造
*村井 勅裕
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抄録
テングザルは毎夕川岸に出てきて眠る性質がある。今までの研究から、寝床で群同士が集まり、バンドを形成しているということがいわれている。本研究では、テングザル各群の寝床の分布を調べ、群が集まったときの群構成から、調査地におけるバンド構造の特徴を明らかにすることを目的とした。調査はマレーシア・サバ州のキナバタンガン河に沿った川辺林で行った。調査地内にはone-male group8群とall-male group1群がいた。寝床分布の分析や集まったときの群構成から8群のone-male groupはバンドA、 バンドBの2つのバンドに分かれた。よく観察されたバンドAに関して、寝床での群の集まりの程度(inter-group association degree)は10、11月から3月にかけての雨季(12-3月)を含む季節に低くい傾向があった。調査期間中に3度の雄の交代が観察された。そのうちの1つのグループでバンドの移動が観察された。all-male groupはone-male groupよりも大きく移動していることがわかった。
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© 2006 日本霊長類学会
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