霊長類研究 Supplement
第22回日本霊長類学会大会
セッションID: P-34
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ポスター発表
コンゴ民主共和国カフジ・ビエガ国立公園における類人猿とヒトの利用植生比較
*松原 幹山極 寿一Sprague David岩崎 亘典Basabose Augustin
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抄録
類人猿の保全プロジェクトを作成するには、野生生息地における人間活動の影響をモニタリング、評価する必要がある。特に、伐採と耕地化による生息地の縮小・分断化は広域な森林地帯を利用する霊長類の生態に大きなインパクトを与えると考えられる。
そこで、コンゴ民主共和国・カフジビエガ国立公園において、ここ30年間の国立公園周辺の耕地化をGISプログラム"ArcGIS"で解析し、ヒガシローランドゴリラおよびチンパンジーの植生利用傾向と比較した。現地調査、衛星画像と植生図から、国立公園の境界線を国立公園設立時(1972年)と近年の状態を比較する。熱帯山地林地域と低地熱帯雨林をつなぐ回廊部分の分断化が報告されているので、国立公園内の分断部分をGPSや衛星画像などから解析し、どの植生帯において伐採がすすんでいるのかを把握する。現地ではゴリラとチンパンジーの遊動データが長年集積されている。これを用いて、類人猿の土地利用傾向と植生国立公園の植生伐採による類人猿の生態への影響について考察を行う。
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© 2006 日本霊長類学会
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