霊長類研究 Supplement
第29回日本霊長類学会・日本哺乳類学会2013年度合同大会
セッションID: P-210
会議情報

ポスター発表
ニホンザル高崎山群の四肢奇形を枚挙する (2) 1979年 12月まで
*好廣 眞一*濱田 穣*河野 光治*齊藤 良裕
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
 ニホンザルの四肢奇形は,日本の自然界に起きている異常現象である.人間によって餌付けされている群れで特に多発し,1969-72年に奇形出生の峰があった.四肢奇形個体の出生は,高崎山群で1955年はじめて観察された.餌付け後 3年目だった.(伊谷:水原,1955) 演者らは,2007年の日本霊長類学会第 23回大会において,1955-1977年の.間に高崎山群で観察された四肢奇形個体の,性,年齢,奇形箇所の形態を記載し,通算 114頭がいたことを発表した.これは,(1)1977年 8月に行った,ニホンザル奇形問題研究会と高崎山自然動物園の合同調査で記載された四肢奇形個体 66頭,(2)1962年, 1965年, 1971年の個体数調査時に作成された個体カード中の奇形個体を,各調査を企画・運営された方々の御好意により記録させていただいたもの,(3)九州大学医学部解剖学教室と京都大学理学部動物学教室自然人類学研究室に保存されていた高崎山群の死亡個体を,両教室の御好意によりレントゲン撮影させていただいたもの(4)既報の記載(IWAMOTO,1967他)を突き合わせ重複を除いたものだった.
 今回これらに,1978年と 1979年の高崎山群捕獲総合調査(和秀雄代表)において,浜田穣,和秀雄により撮影されたレントゲン写真,1976年 9月の山極寿一による調査で記録された四肢奇形個体,その他の資料を加えて,1979年 12月までに観察された四肢奇形個体を記載する.
著者関連情報
© 2013 日本霊長類学会
前の記事 次の記事
feedback
Top