霊長類研究 Supplement
第30回日本霊長類学会大会
セッションID: Round Table 3
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自由集会
福島第一原子力発電所事故後3年を経た野生ニホンザルの保護、管理、研究の現状と課題
*河村 正二
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抄録
日時 2014年7月4日(金) 16:00-18:30
場所 大阪大学大学院人間科学研究科本館第51講義室

東日本大震災による福島第一原子力発電所事故から3年4か月を経過しましたが、特に放射線被曝の問題は今も人々の生活に深刻な影響を及ぼしています。この間日本霊長類学会では野生ニホンザルを主要な関心として、他の動物、生態系、サルと地域住民との関係など様々な側面への影響に注視し、2012年に日本野生動物医学会、日本哺乳類学会、野生生物保護学会と合同して公開シンポジウムを、同年の大会では自由集会を、また、2013年の日本哺乳類学会との合同大会ではミニシンポジウムを開催しました。また、金華山の調査施設修理、宮城県と福島県の野生ニホンザルの放射性物質による汚染状況の調査に助成を行ってきました。今回は、このような学会活動の効果を評価し、あり方を再検討したいと思います。また、前2回の集会でも話題提供いただいた日本獣医生命科学大学の研究グループから近江俊徳教授に、そして今回初めて東北大学加齢医学研究所の福本学教授とGeorgetown University, School of MedicineのTomoko Y. Steen博士に話題提供していただきます。総合討論では学会から今後の諸研究活動にどのような協力が可能かも検討します。

プログラム

趣旨説明 河村正二(東京大・新領域)
話題提供
1)震災後の宮城県金華山島での調査活動
    杉浦秀樹(京都大 野生動物研究センター)
2)宮城県に生息する野生ニホンザルの放射能汚染に関する調査
    宇野壮春(東北野生動物保護管理センター)
3)震災から3年が経過した福島県相双地域の放射性物質汚染に起因する現状報告
    今野文治(新ふくしま農業協同組合 営農部 農業振興対策室 鳥獣害対策センター)
4)福島原発旧警戒区域内の家畜とニホンザル体内における放射性物質の分布
    福本学(東北大学 加齢医学研究所)
5)福島第一原子力発電所事故による放射性物質の放出がニホンザルに与えた影響~3年間の研究成果と今後の課題~
    近江俊徳(日本獣医生命科学大学獣医学部獣医保健看護学科基礎部門)
6)Autoimmune effects on primates through the direct and environmental ionizing radiation exposures(講演・質疑は日本語)
    Tomoko Y. Steen(Georgetown University, School of Medicine)
総合討論

主催 日本霊長類学会保全・福祉委員会
責任者 河村正二(東京大・新領域)
連絡先 〒277-8562 千葉県柏市柏の葉5-1-5 東京大学・新領域・生命棟502
電話:04-7136-3683、FAX:04-7136-3692、・電子メール:kawamura@k.u-tokyo.ac.jp
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© 2014 日本霊長類学会
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