霊長類研究 Supplement
第30回日本霊長類学会大会
セッションID: A20
会議情報

口頭発表
捕食圧による野生アヌビスヒヒの泊り場変更
*松本 晶子*岩田 大生*Bidner Laura*Isbell Lynne
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
野生のアヌビスヒヒの群れは、2~3カ所の泊り場を持っている。群れは、そのうちの1ヵ所を利用することが多いものの、ときどき泊り場を変える。なかでも、短期的な泊り場の変更は、観察者にとって予想外であることが多い。なぜ彼らは泊り場を変更することにしたのだろうか?
長期的、短期的な泊り場の変更の理由としては、季節的な食物分布の変化、捕食者対策、種内の集団間関係があげられる。本研究では、ケニア・ライキピア地域の野生アヌビスヒヒ(Papio anubis)AI群の3年におよぶ調査から、AI群の泊り場利用の実態を示す。
また、この地域には、ライオンやヒョウがヒヒの捕食者として生息している。2014年2月におきた、ライオンまたはヒョウによる捕食と推察される場合の泊り場変更事例について、ヒヒとヒョウの同時GPSデータを基にした報告をおこなう。
著者関連情報
© 2014 日本霊長類学会
前の記事 次の記事
feedback
Top