霊長類研究 Supplement
第31回日本霊長類学会大会
セッションID: B16
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口頭発表
新世界ザルの染色体分化:クモザルの彩色プローブを用いたオマキザル科5属の解析
平井 啓久平井 百合子
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抄録
新世界ザル類は高等霊長類のなかで代表的な単系統群で、いろいろな項目において多様的である。これは適応放散の結果と考えられる。分類学的には3科16属120種と認識されている。しかし、系統関係は論争的な面も多い。特にヨザル属の系統的位置は議論の対象となっている。系統解析には遺伝的マーカーが最も有効である。メンデル遺伝するマーカーとして染色体も系統関係を解析するための一翼を担っている。新世界ザルの染色体数はティティの2n=16からウーリーモンキーの2n=62と変化に富んでいる。最近では、染色体の構造的変化を追跡する方法として、各染色体を染め分ける彩色法が有用である。我々は現生の種において染色体数の少ない種を基盤にして解析を進めてきた。今回は染色体数2n = 34をを持つクモザル(Atelidae科Ateles属)を基盤マーカーとして、Cebidae科の5属(Callithrix, Saguinus, Cebus, Saimiri, Aotus)の解析をおこなった。
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© 2015 日本霊長類学会
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