霊長類研究 Supplement
第34回日本霊長類学会大会
セッションID: P42
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ポスター発表
多変量解析による霊長類音声の比較
*平松 千尋山下 友子杉野 強中島 祥好綿貫 宏史朗友永 雅己
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抄録

霊長類の多くは,周りの状況や相手に応じて音声を使い分けて,他個体とのコミュニケーションをとる。霊長類における音声は,発声方法や発声器官の相違,発達過程を反映して多様だと考えられる。本研究では,ヒトを含む様々な霊長類の音声を汎用性の高い方法で分析し,霊長類の音声の共通性と特殊性を音響的特徴から明らかにすることを目的とする。これまでに,霊長類研究所での共同利用研究および公益財団法人日本モンキーセンターとの連携研究により,テナガザル類3種,チンパンジー,ヤクニホンザル,リスザル,ワオキツネザルなどの霊長類音声を録音した。そして,狭帯域フィルター群の各フィルターにおけるパワー変化を変量として多変量解析を行った。ヒトの音声と合わせて分析した結果,系統や発達段階を反映すると考えられる音響的特徴の違いが見出された。これらのことは,ヒトを含めた霊長類の進化,発達に伴う声道構造の変化が音声にも反映されていることを示唆する。

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© 2018 日本霊長類学会
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