霊長類研究 Supplement
第35回日本霊長類学会大会
セッションID: P38
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ポスター発表
学校における野生動物保全教育の実施状況と動物園活用の可能性
*赤見 理恵高野 智
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抄録

動物園で飼育される動物種の多くが絶滅の危機にあるいま、動物園には情操教育や理科教育だけでなく、野生動物の保全につながる行動変容を促す保全教育が求められている。一方学校教育に目を移すと、2017年に公示された小中学校学習指導要領でもESDの観点が総則および理科、社会、生活などさまざまな教科で盛り込まれ、環境、貧困、平和、気候変動など、野生動物の保全とも密接に関わるテーマを学ぶ。そこで、これらの動きをつなぎ、博学連携により保全教育を推進するために、動物園を訪れる学校団体が活用可能な保全教育プログラムを開発することにした。開発にあたり、まずは学校の現状と可能性を調査することを目的に、教員を対象としたアンケートを実施した。日本モンキーセンターに来園し何かしらの教育プログラムを実施した学校の教員を対象とし、来園時に切手を添付した返送用封筒に教員の人数分のアンケートを同封して返送を求めた。アンケートの内容は、①野生動物の保護や保全に関する授業等の実施状況、②ESDに関する授業等の実施状況、③ESDにおける動物園活用への意見やアイデア、の主に3つであった。2019年4月から6月の期間に約30校が来園予定であり、それらの教員から得られた結果をまとめ、今後開発する保全教育プログラムに求められる要件について考察する。

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© 2019 日本霊長類学会
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