霊長類研究 Supplement
第76回日本人類学会大会・第38回日本霊長類学会大会連合大会
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自由集会
霊長研解体の経緯を踏まえてこれからを考える
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抄録

自由集会4

霊長研解体の経緯を踏まえてこれからを考える

日時*) 2022年11月2日(水) 9:00〜12:00 Zoomによるオンライン

*) 台風14号接近による交通機関の乱れを受けた開催延期後の日程

 2021年10月26日、京都大学総長は霊長研の解体を公表し、実験系分野を「人類行動進化研究センター」として残し、野外系4分野をそれぞれ別部局に分散させる改組案を示した。私たちは解体を止めるべく署名活動を行い、多くの人たちの賛同を得て新聞等を通じて社会の関心を呼ぶとともに、京大執行部と面会して私たちの主張を述べ、改組を思いとどまるよう要請した。しかし改組は大学側の予定通り実行された。これまで収集した資料を基に今回の問題の経緯を総括し、私たちのとった行動と大学側の対応を報告する。その上で問題点を整理し、今、またこれから霊長類研究者と霊長類学愛好者の集まりである霊長類学会としてとれる私たちの処し方を考えたい。

発表内容

不祥事の概要(調査結果)

湯本 貴和、相見 満

2021年10月以降の経過(署名活動、記者会見、大学執行部との会見)

黒田 末寿

総長発言と改組構想の問題点

佐倉 統、杉山 幸丸

私たちにできること、霊長類学会にして欲しいこと

辻 大和、石塚 真太郎、竹ノ下 祐二

責任者 杉山 幸丸(霊長研解体に反対する会)

© 2022 日本霊長類学会
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